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NPO法人国際文化振興協会(ICPA)
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 第1回目授業(導入教育:中学高校合同)
実施日: 平成16年1月14日
13:40-15:10
場 所: 自由の森学園
講 師: 法政大学 山田教授
受講者: 自由の森学園
中学生10名
高校生10名
講座名: 多文化教育ワークショップ「わたしの世界の見え方・あなたの世界の見え方」
授業内容
多文化教育の第一人者、法政大学山田教授による講義。
ゲームやグループ作業によるディスカッションを通して、知らないうちに自分の中に根付いている固定概念があることを認識するとともに、国・文化・民族などの違いにより自分の見えている世界とは違った多様な考え方が存在するという事実を感じ取る授業。
授業の冒頭で、山田教授は自己紹介の後、「これからいろいろな外国の人と接する機会があると思いますが、今日はゲームやディスカッションを通して、自分が見えている世界とは違った、別の見方をする世界があるということを感じ取っていただければと思います。」と授業の目的を話されワークショップ(活動)のスタート。
 山田教授の指示で全員立ち上がり、自分の机を教室の片隅に移動してゲームが始まりました。

ワークショップの流れは
1. 四つのコーナー(ゲーム)
5つの質問に対して、「そう思う/どちらかというとそう思う/どちらかというとそう思わない/そう思わない」で、教室の四つのコーナーに移動して、それぞれの質問ごとに、名前と好きな動物など簡単な自己紹介をしました。

授業風景「四つのコーナー」
2. バースデイチェーン(ゲーム)
言葉を使わず、誕生日の月日順に時計回りに順番に並んで、輪を作るゲーム。間違った人には罰ゲームが!
この輪をもとにして、次のグループディスカッションのため5つ班に分かれ、簡単な自己紹介をし、世話役(グループリーダー)を決めました。

授業風景
「バースデイチェーン」
3. グループディスカッション
次の3つのテーマについて、グループ毎で討論し、その結果を世話役が発表しました。 
(1)戦後間もなくまで長年にわたって欧米にあった奇形化について、それは何か討論
(2)父と子が交通事故に遭遇し父即死、息子は病院に運ばれ緊急手術。その際手術を行おうとした外科医が言った言葉をもとに、外科医と息子との関係を推測
(3)ある中学のバスケットクラブに所属する部員(中国から日本に来た残留婦人の呼び寄せ家族の日系三世)の生活習慣の違いから起こった出来事を、自分も同じ部員としてどう解決するかディスカション
4. 振り返り(山田教授による講義)
(1)文化的・人種的・民族的偏見
(2)内省:わたしの中に作られた「ジェンダー」観
(3)それぞれの社会文化で学ぶ「世界の見方」
参加した生徒さんたちは、終始活発な意見を出し合い、活き活きとワークショップを体験しておりました。
山田教授の終わりの挨拶が行なわれますと、生徒の間から拍手が沸きあがりました。
この授業の感想文の一部をご紹介しますと、
「とてもいい体験ができた」
「世界にはいろいろな考え方・やり方があることをあらためて知った」
「人には人によって違う考え方があっていい」
「また是非参加したい」
など、すべての生徒さんから、感動と感謝のメッセージが寄せられました。

お問合せ
授業のやり方や今後のイベントに関する質問など、何でも結構ですのでお問合せ下さい。
また、この文部科学省認可の研究プロジェクトは、2005年3月まで実施致します。
参加を希望される学校も歓迎致しますので、ご連絡下さい。
お問合せはこちらまで。
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○電話:03−5950−5930
○担当:大場
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