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学校教育における国際理解学習プログラム開発プロジェクト |
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実施レポート:第3回目授業(日本人高校生〜中国大学生) |
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今回は、インターネットTV会議を利用した授業としては第2回目となります。
中国と日本との間を、実際にインターネット回線で結んで相互発表と意見交換を行いました。
このインターネット回線を利用するに際しては、総務省の全面協力を頂き、同省が進めている「アジア・ブロードバンド計画」の一環で日中間に設定された高速の国際専用線をお借りして行なうことができました。
また、この実験授業の模様は、慶應大学の学生放送局「めでぃすた慶應」のご協力を頂き、インターネットにより生中継されました。そして、取材レポートを記録映像(アーカイブ)として公開いただく予定です。
以下、実施経過についてご紹介します。 |
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実 施 日: |
平成16年3月14日 14:00-15:40 |
テーマ: |
「私から見える中国文化/日本文化、そして真の国際交流を行なうために必要なこと」 |
授業内容: |
日中両国の学生が、事前に決めたテーマに関してインターネットTV会議を通して発表しディスカッションする
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学習協力校:・北京大学 日本言語文化学部(1年生2名)
・北京第二外国語大学日本語学部(4年生、2名) |
実施場所:NTT大手町ビル(東京・千代田区)−北京電信NTT(中国・北京市) |
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■授業の流れ |
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13:40-13:45 はじめの挨拶、全般説明(司会:ICPA)
13:45-14:05 発表(北京第二外国語大学)
14:05-14:30 発表(自由の森学園高等学校)
14:30-14:50 発表(北京大学)
14:50-15:05 意見交換(各学校)
15:05-15:10 おわりの挨拶(司会:ICPA) |
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■授業内容 |
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発表 |
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○ |
陶雨竹(とう うちく)さん 北京第二外国語大学 |
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「私の感じた日本文化と中国文化のきずな」
日本滞在中に見た、奈良に残された伝統的な町並み、京都の伝統と現在とが共存できるための配慮などに非常に感動した経験や、中国ではマンガ・アニメなどの影響で日本文化が次第に浸透してきていることを紹介する。現代に生きる中国人として、日本の素晴らしい文化を取り入れ、それに中国人の知恵を加えて、新たな中国文化を作っていきたいという意気込みを述べ、一方、日本人にはもっと新しい中国を知って欲しいと提言する。 |
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○ |
呉暁迪(ご ぎょうてき)さん 北京第二外国語大学 |
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「真の国際化とは」
日本では「国際化」という言葉がもてはやされているが、それは実は「西洋化」のことであり、また、日本の若者は日本の伝統文化を無視する傾向があると指摘する。中国に韓国も含めた東アジアに目を向けてこそ日本の真の国際化が達成されると主張する |
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○ |
自由の森学園 |
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一人ずつ自己紹介と身近にある中国製品を提示して、自分の考えを発表しました。
・日本はもっとアジアに目を向けるべき
・日本で人気のウーロン茶の中国での状況を知りたい
・隣の国なのに中国は日本人にとって認識が薄い
・中国で流行っているものは、どこの国のものか
・一人っ子政策で悩む中国と少子高齢化で悩む日本は共通の問題を抱えておりその部分での交流もあるのでは? |
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○ |
張水告詩(ちょうこうし)さん 北京大学 |
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文教大学との2週間にわたる交流の思い出を通して、歴史的、政治的な問題はあるかもしれないが、一人一人の交流はすぐに自然にできるし、友好がはかれることを実感したことを発表。 |
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○ |
楊柳(ようりゅう)さん 北京大学 |
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日本の漫画文化がすごいときているが、本当のところどのような状況かを教えていただきたい |
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意見交換 |
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・中国: |
日本の伝統芸能の現状 |
・日本: |
日本の漫画で同性愛をテーマにした漫画が流行っているが中国の現状は |
・中国: |
ウーロン茶事情 |
・日本: |
一人っ子政策に対する考え |
・日本: |
学校で教えられた中国侵略などの歴史についてどう思ったか |
・中国: |
自由の森学園はユニークな学校のようで、詳しく紹介いただきたい |
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参加してくれた学生さんたち |
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北京大学 |
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張水告詩 |
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楊柳 |
北京第二外国語大学 |
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呉暁迪 |
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陶雨竹 |
自由の森学園 |
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野辺 さやか |
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鈴木 麻美子 |
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河野 格 |
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安藤 桃美 |
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古林 至 |
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お問合せ |
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授業のやり方や今後のイベントに関する質問など、何でも結構ですのでお問合せ下さい。
また、この研究プロジェクトは、2005年3月まで実施致します。
参加を希望される学校も歓迎致しますので、ご連絡下さい。 |
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